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建機の遠隔操作を体験、椎葉村で現場見学会 旭建設

      

▲写真は見学会の模様

 旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は、同社が施工する椎葉村の砂防堰提工事の現場で、5月20日に「ICT遠隔バックホウ」の現場見学会を開催した。見学会には、宮崎県建設業ICT推進コンソーシアムの会員ら6社15人が参加し、遠隔操作体験を通じて、無人化施工に関する知識と理解を深めた。

 現場は、日向土木事務所が発注した「令和2年度災関砂防第1-3号鹿野遊谷川砂防堰堤工事」。2020年9月の台風10号で大規模な土砂崩れが発生し、地元の建設会社が被災した。今後、上部法面災害復旧工事も並行して行われる。

 背面上部が急峻な地形を含む平均勾配1対1・5(L=200m)の斜面を背負う状況になっており、落石などのリスクを回避するため、安全が確保できる無人遠隔操作バックホウによる掘削工事を行っている。遠隔でのICT施工は県内初めて。

 20日に現地で行われた見学会では、河野義博監理技術者が工事概要や無人化施工の概要を説明。遠隔でのICT施工は既存の技術はなく、同社では株式会社アクティオの協力のもと、Wi-Fiを活用して操縦席以外からも掘削する映像が見られるようにシステムを構築した。バックホウに取り付けたカメラの映像をオペレーター室と接続し、モニタ―を見ながら操作する。

 説明後は、参加者が2つの班に分かれて、MGバックホウの無人化施工を体験した。担当者からコントローラーの操作方法について説明を受け、モニターを見ながらバックホウを操作し、掘削作業を体験した。参加者は、「安全に施工できるので災害現場等での活用が有効」「思ったよりもタイムラグがなくスムーズに操作できる」などと話した。

 児玉敏徳現場代理人は、「無人化施工はこれからの技術であり、その技術を経験できることに対して嬉しく思う。その技術を将来的に常識とするため、私達が情報を収集し、未来に活かせる基礎づくりに携わっていきたい」と話した。