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金子宏氏を会長に再選 宮崎県冷凍空調工業会

      

▲写真は挨拶する金子会長、中武室長、総会の模様

 宮崎県冷凍空調工業会(金子宏会長)は6月2日、宮崎市内で2022年度「第32回定期総会」を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策を徹底したうえで、21年度事業経過報告及び収支決算報告、22年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、金子宏氏を会長に再選した。

 挨拶で金子会長は、20年4月に施行された改正フロン排出抑制法などに触れ、法令遵守こそが企業活動の継続の秘訣であると強調。これを徹底している会員の取り組みを歓迎するとともに、DXやIoT、SDGs、インボイス制度といった時代の変化に対応すべく、会員に「改革を進めていってもらいたい」と呼び掛けた。

 来賓として招かれた宮崎県県土整備部営繕課の中武英俊設備室長は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、冷凍・空調設備が重要な役割を果たすとして、これを担う会員の活躍に期待を込めた。同じく環境森林部環境管理課の黒木俊幸課長補佐は、改正フロン排出抑制法の円滑な運用に向けて会員の理解と協力を求めた。

 議案審議では、21年度事業経過報告及び収支決算報告、22年度事業計画案承認及び収支予算案承認、青年部会事業報告等の各議案を原案どおり承認。役員改選では、会長に金子宏氏、副会長に黒木昭一郎氏と嵩和郎氏を選出した。

 22年度の事業計画では、▽フロン取り扱い業界団体として地球環境を守る活動を行う▽高圧ガス取り扱い業界団体として法の遵守と保安に努める▽地域と連携し、技術の発展と福祉に寄与できる業界団体を目指す―を基本方針に掲げ、フロンガス回収破壊事業の促進、フロン排出抑制法等の遵守、技術向上のための講習会等に取り組むとした。

 また、業界の健全な発展と改善を目指し、フロン取扱い業界団体としての社会的役割を自治体にPRし、公共事業等の適格事業所に対する分離発注を促進する。業界関連情報や技術情報、会の動向等を会員及びユーザー、行政及び管連団体に提供するとともに、監督官庁や関係団体との協議・連携を通じて法令遵守を図る。

*新役員は次の通り(敬称略)
▽会長=金子宏(池上冷熱)

▽副会長=黒木昭一郎(宮崎冷凍設備工業所)、嵩和郎(旭空調設備メンテナンス)
▽理事=河野尚己(宮崎南菱冷熱)、向野法真(ダイキンHVACソリューション九州)、荒川弘一(九南)、小松里志(共立冷熱)、萩原直行(三菱電機住環境システムズ九州支社宮崎支店)、新名裕一(池上冷熱)
▽監事=田上満則(富士建工業)、佐藤巧(九州日立宮崎支社)
▽事務局長=徳丸幸市(ダイキンHVACソリューション九州)。