▲写真は挨拶する堀之内会長、総会の模様、講演する永山副知事
宮崎県中小企業団体中央会(堀之内芳久会長)は5月31日、宮崎市内で2022年度「第67回通常総会」を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、21年度事業計画案及び収支予算案などを原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選で理事及び監事を決定し、堀之内芳久氏を会長に再選した。
議案審議では、21年度事業報告及び決算、22年度事業計画案及び収支予算案、任期満了に伴う役員改選などの各議案について慎重に審議を行い、いずれの議案も満場一致で原案どおり承認された。
22年度の事業計画では、人口減少や急速な高齢化など社会経済の構造的な課題に加え、新型コロナウイルス感染症や世界情勢の変化に伴う物価高騰等の影響で、事業継続や雇用維持が危機的状況に直面していると指摘。とりわけ、中小企業・小規模事業者は極めて深刻な状況に直面し、「事業の先行き不透明な状況にある」とした。
中小企業や小規模事業者が危機的状況を乗り越え、持続・成長・発展していくためには、連携により相互の経営資源を補完・補強していくことが必要であることから、新たに策定した「第2次宮崎県中央会ビジョン」に基づく事業を効果的に実施し、中小企業の更なる支援の強化に取り組む。
これを踏まえた、22年度の重点方針には、▽中小企業組合の経営基盤強靱化支援▽新規組合の設立と組合間連携等支援▽組合員企業等の経営支援▽中央会組織の支援機能強化―の4項目を掲げた。
挨拶で堀之内会長は、新型コロナウイルス感染症や世界情勢の変化に伴い、経済が厳しい状況にある一方、会員の結束力が高まったことを強調。新たにまとめた中央会ビジョンに基づく組合活性化の取り組みに期待し、会員に理解と協力を求めた。
当日はこのほか、宮崎県の永山寛理副知事による「持続可能な宮崎づくり」をテーマとした講演や宮崎県知事表彰及び中央会会長表彰も行われた。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=堀之内芳久
▽副会長=吉岡和則、上山泰寛、吉田陽子
▽専務理事=野口和彦
▽理事=大迫三郎、岡﨑富明、木田正美、吉玉典生、植松孝一、湯淺米男、日髙耕平、森勝人、二宮渉、高嶺清二、三輪純司、宮元進一郎、吉田孝平、矢野俊也、安藤正憲、市園清貴、菊池良和、郡司宗則、横山義和、前田昭彦
▽監事=金丸憲史、松本嗣夫、白濵隆寛
*表彰受賞者は次の通り(敬称略、関係分のみ)
〔宮崎県知事表彰〕
▽優良組合=デクスウッド宮崎事業協同組合
▽組合功労者=山下博明(山之口町商工業協同組合)、市園清貴(協同組合延岡卸商業センター)、西村賢一(西諸地区生コンクリート事業協同組合)
〔宮崎県中央会会長表彰〕
▽組合功労者=古澤雄二(宮崎管工事協同組合)、上野正光(宮崎県菓子工業組合)、床次実富(都城宅地建物取引業協同組合)、久保幸蔵(都城地区生コンクリート協同組合)、坂口睦男(宮崎地区建設協同組合)、児玉清和(前同)、田村和也(前同)、奈須宏通(西臼杵建設事業協同組合)、木下光三(前同)、林正和(東諸建設事業協同組合)
▽優良職員=谷口真(宮崎地区建設協同組合)、山下博巳(都城地区生コンクリート協同組合)、門川正樹(宮崎管工事協同組合)、柏田治子(東諸建設事業協同組合)。