宮崎県はこのほど、「みやざきスギ快適空間創出事業」の募集を、①木造施設建設及び内装木質化②木製外構施設設置③木製調度品の導入―の3部門で開始した。新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮した県産材による施設整備等を支援し、本県の豊かな森林資源を生かした快適空間を兼ね備えた環境を整え、県産材の需要拡大を図る。
木造施設建設及び内装木質化では、県産材かつ合法木材であることが証明できる木材を使用して、木造施設の建設及び内装木質化を行う施設整備を支援する。補助率は、県産材の木材費とこれに伴う工事費及び諸経費の2分の1以内。上限額は、木造施設の建設が800万円、内装木質化が500万円とする。
木製外構施設設置では、県産材を使用した木製外構施設の設置に要する経費を助成する。補助率は、木材費と工事費及び諸経費の2分の1以内(上限額300万円)。一方、木製調度品の導入では、県産材を使用した木製調度品の購入経費を助成する。補助率は、購入・運搬・設置費の2分の1以内(上限額50万円)。
木造施設建設及び内装木質化と木製外構施設設置では、▽国や県が示す業種別感染対策ガイドラインに基づくものであり、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策の実践につながると知事が認める施設であること▽県内に所在する施設であること▽補助対象とする部分に使用する木材使用数量の70%以上が県産材であること―などを求める。
事業の実施を希望する場合は、ホームページで確認できる募集要項を確認のうえ、事業計画書や関係資料等を西臼杵支庁または各農林振興局林務課に提出する。10月31日まで申請を受け付けるが、予算状況によっては期間中に募集を終了する場合や、締め切り後に二次募集を行う場合がある。
事業に関する問い合わせ先は、宮崎県環境森林部山村・木材振興課みやざきスギ活用推進室木材利用拡大担当(電話0985-26-7156、FAX0985-28-1699、メールyoshiyuki-kohtaroh@pref.miyazaki.lg.jp)。