Lien du coeur(リアン ドゥ クール・岐阜県各務原市)は、オンサイトで汚染土を改良する「パーフェクトフェニックスYT工法」の実証試験を行った。ヒ素溶出試験の結果、1リットル当たり0・031mgが0・005mgに減少した。
同工法は、重金属類含有土壌に不溶化改良質剤を使用し、リサイクルする循環型工法。従来工法に比べコストを削減し、リサイクル材として利用できる。また、現場で改質処理するため、搬出が不要でCO2削減にも貢献。ヒ素、カドミウム、シアン、有機リン、鉛、六価クロム、水銀の不溶化にも対応している。
試験では、東海環状自動車道の建設現場で排出した岩石ズリに含まれる重金属のヒ素を改質・処理。岩石を破砕後、1次反応で不溶化改質剤と混合し、改質処理する。2次反応で不溶性鉱物化とし、化学結合で包括する。
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