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安全衛生活動の更なる推進を 藤元建設と藤商

      

▲写真は挨拶する藤元社長、大会の模様

 株式会社藤元建設と有限会社藤商(いずれも藤元建二代表取締役)は6月18日、2022年度の安全衛生推進大会を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで、大会には両社の職員が参加。安全表彰や安全講話、安全宣言を通じて更なる安全意識の高揚を図り、無事故・無災害を継続することを誓った。

 挨拶で藤元社長は、同社施工の工事が昨年度の国土交通行政功労表彰局長表彰を、また同社の技術者が今年度の優秀施工者宮崎県知事表彰を受賞したことを報告。優れた技術に加え、安全に対する真摯な取り組みが受賞に繋がったとして、「受賞した本人はもとより、会社としても高く評価されたことを喜びたい」と述べた。

 一方で、社会インフラの整備や維持管理、災害対応といった建設業の責務を果たすため、安全安心に働ける職場環境を構築することも必要であると指摘。7月1日~7日を本週間とする全国安全週間のスローガンに加え、会社でも安全・エコ標語を定めていることを踏まえ、一致団結して取り組んでもらうことに期待を込めた。

 表彰式では、安全標語入賞の▽矢野竜次氏▽加治屋寿和氏▽冨田親伯氏、エコ標語入賞の▽末吉謙二氏▽左近寿伸氏▽首藤明氏、優秀工事技術者賞の福嶋良弘氏と神田年美氏、優秀若手賞の後藤一馬氏、功労者賞の山中成氏と菊池義男氏、協力会社表彰のトクホ建設、優良現場賞の西村晴輝氏と井戸川清氏に表彰状と記念品が贈られた。

 本庄地区河道掘削外維持管理工事で優良現場賞を受賞した井戸川氏は、現場で取り組んだ安全対策について説明。「潜む危険から身を守る」をテーマに安全講話を行った菊池義男技術部長は、ヒヤリハットや死亡事故の事例を示した上で、ヒヤリハットに関する周囲との情報共有や、これを改善しようとする気構えの大切さを訴えた。

 参加者を代表して安全宣言を行った多田憲浩氏は、安全で健康な職場形成を最重要課題とし、積極的な労働災害防止活動を第一に掲げ、相互に協力し合い、安全作業を推進するにあたり、5SやKY活動、正しい作業手順の実践、交通規則の遵守と安全運転、笑顔や元気な挨拶による職場のイメージアップに努めることを誓った。

 大会を総括した藤元勇貴専務取締役は、建設業界及び従事者の地位向上などを目的に、会社として完全週休2日制の導入や年間所得の引き上げに取り組んでいることを説明。職員や会社にとって最も良い手法を考えながら、これを推進していく考えを示した。

 大会ではこのほか、セキド宮崎中央の安藤光広氏と黒木美帆氏を講師に招き、ドローンの操縦等に関する安全講話も行われた。講話では、操縦者の行動規範や遵守事項、小型無人機等飛行禁止法や航空法をはじめとする関連法令、機体の保守点検基準に加え、建設現場や災害発生時におけるドローンの活用方法などを熱心に学んだ。