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し尿・浄化槽汚泥処理、共同化検討へ業務外注 日向市

 日向市は、し尿及び浄化槽汚泥の効率的かつ効果的な処理を行うため、財光寺汚泥処理場と日向市浄化センターの共同化を検討する。これに際して、6月9日に指名競争で「し尿・浄化槽汚泥処理共同化基本検討外業務委託」の入札を執行し、NJSが2163万円で落札した。業務の委託期間は2023年2月28日までを予定する。

 市が今年3月に策定した「生活排水(し尿)処理実施計画」(計画期間=22年4月1日~23年3月31日)によると、総人口(住基人口)6万0071人に対する生活排水処理人口率は82・3%。収集量は、くみ取りし尿が2741㌔㍑、浄化槽汚泥が1万8024㌔㍑の合計2万0765㌔㍑となっている。数値はいずれも21年度推計値。

 し尿及び浄化槽汚泥に関しては、許可業者が収集運搬を行い、財光寺汚泥処理場(固液分離+活性汚泥法処理方式、処理能力24㌔㍑/日)で、きょう雑物除去や固液分離処理、活性汚泥法処理、脱臭などの中間処理を実施。処理で生じた脱水汚泥は民間業者で処理を行い、し渣は清掃センターに搬入して焼却処分を行っている。

 し尿搬入量に関しては、過去5年間の推移で判断した場合、人口減少や公共下水道等の普及に伴い、減少傾向にある。浄化槽汚泥に関しては、し尿くみ取からの転換や浄化槽法に基づく適正な検査実施による清掃頻度の増加等により、収集量の増加等はあるものの、概ね横ばいとなっている。

 実施計画では、し尿及び浄化槽汚泥の適正処理等の推進を図るため、22年度に「財光寺汚泥処理場と日向市浄化センターとの共同化に向け、し尿及び浄化槽汚泥の効率的かつ効果的な処理を行うための水処理や汚泥処理までの一連の流れ、下水道投入までの前処理施設としての施設利用等についての検討を行う」としている。

 これと合わせて「平成26年度(2014年度)に改訂した本市全体の生活排水に関する日向市生活排水対策総合基本計画の見直しを行うが、この見直しを行うに当たり、前述のし尿等基本検討を同時に進めることで、より良い計画策定を行う」とした。

 実施計画を踏まえ、市は「し尿・浄化槽汚泥処理共同化基本検討外業務委託」の入札を執行し、委託業者を決定した。入札の指名業者は、NJS、日水コン、日本水工設計、三井共同建設コンサルタント、建設技術研究所、日本工営(辞退)、パシフィックコンサルタンツ、千代田コンサルタントの8社。最低制限価格は2149万6000円だった(予定価格は非公開)。

 実施計画ではこのほか、1987年の供用開始から相当の年数が経過していることを踏まえ、し尿受入槽の防食工事に着手することも明記。合併処理浄化槽の設置推進や関係機関及び団体等の連携強化も掲げた。