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益田設計事務所が落札 運動公園屋内走路基本設計

 宮崎県県土整備部営繕課は、6月14日に指名競争で「宮崎県総合運動公園屋内走路基本設計業務委託」の入札を執行し、益田設計事務所が216万9000円で落札した。宮崎市熊野の総合運動公園内に整備する屋内走路の基本設計を委託する。予定価格は269万3000円、最低制限価格は214万5622円だった(いずれも税抜)。

 2027年に本県で開催予定の第81回国民スポーツ大会で天皇杯を獲得するとともに、大会終了後も安定した競技力を維持し、スポーツランドみやざきの全県展開など、スポーツを核とした地域振興を図るため、19年6月に策定した「競技力向上基本計画」に基づき、屋内走路をはじめとする練習環境の整備に各地で取り組む。

 総合運動公園の陸上競技場及び第二陸上競技場に隣接して整備する屋内走路の規模は、鉄骨造平屋建延べ約1600m2(システム建築を想定)。他県の整備事例なども参考に、130m×5コースの走路のほか、走り幅跳び・三段跳び用砂場、棒高跳び用ボックス、倉庫、エントランスを配置する。概算の事業費は約4億円を見込む。

 今回の業務では、こうした施設整備に係る基本設計のほか、システム建築の見積徴収、地盤(杭・改良等)の検討、基礎の検討、概算工事費の算出を行う。委託期間は90日間。基本設計の完了後、今年秋頃に施設整備に係る実施設計及び施工を一括して発注する見通し。計画では、2023年6月の完成を目指している。