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設計業務は益田設計事務所 ライフル射撃競技場建設

 宮崎県県土整備部営繕課は、6月14日に指名競争で「宮崎県ライフル射撃競技場建設工事基本・実施設計業務委託」の入札を執行し、益田設計事務所が3115万6000円で落札した。委託期間は270日間を予定。予定価格は3889万5000円、最低制限価格は3104万1457円だった(いずれも税抜)。

 2027年度に本県で開催予定の国民スポーツ大会に向けて、公益社団法人日本ライフル射撃協会公認のライフル競技会場として、現在地に施設を再整備する。

 新たに整備する計画建築物の規模は、S造2階建延べ約1755m2を想定。施設内には、1階にスモールボア(50m)14射座、2階にエアライフル(10m)26射座を設けるほか、観覧エリア、多目的室、男女更衣室、シャワー及びトイレ、会議室、管理室などを配置する。現時点の建設工事費は4億円程度を見込んでいる。

 当該業務では、国民スポーツ大会の競技会場となることを踏まえた平面計画、基礎形状等、施工期間、維持管理等を踏まえた総合的なコストの比較・検討を行い、設計条件に示す基準等に適合した建築物の基本・実施設計を行う。また、既存建築物(管理棟・スモールボアー射屋・エアーライフル射屋)の解体に係る実施設計も行う。

 当該敷地は、一部土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域に指定されている。今回の計画建築物は同区域の範囲に含まれていないが、がけに近接しており、敷地の安全性を確保するため、土砂災害防止法に基づく調査方法で得られた調査結果に相応する対策を行うことを想定している。