建設ネット企画画像 四角 四角

安全に働ける職場づくりを推進 コーソクGが安全大会

      

▲写真は挨拶する西村社長、大会の模様

 株式会社コーソク(西村賢一代表取締役)を中心に、運輸・土木工事事業や生コン事業などを手掛けるコーソクグループは、6月11日に日向市内で2022年度の安全大会を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、参加したグループ及び協力会社の職員らが、無事故・無災害の達成に邁進することを固く誓った。

 主催者挨拶で西村社長は、今年4月に同社が創業50周年を迎えたことを報告。様々な困難を乗り越えてきた創業当初からこれまでの歴史を振り返り、多くの社員及び関係者の尽力に感謝の意を示すとともに、社会環境がめまぐるしく変化する中、「明日の郷土を創る」をモットーに、次の100年を目指していく考えを示した。

 一方で、主力事業である運送業・建設業は、常に危険と隣り合わせであり、無事故・無災害の現場を目指すためには、「安全第一の精神で、人命尊重を最優先し、一人ひとりが安全意識を高く持つことが重要」と強調。今大会を契機として、「一層の危機感を持ち、誰もが安全に働ける現場環境づくりに努めてほしい」と呼び掛けた。

 来賓として招かれた長峯誠参議院議員は、少子高齢化に伴う人手不足や働き方改革への対応といった課題が山積する中で、「そうした中でもチャンスを見いだして伸びていく企業があり、コーソクグループがその企業であることを確信している」と述べ、これからも社員が心を一つにし、更なる社業発展に努めていくことに期待を込めた。

 日向警察署交通課の近藤圭課長は、管内の交通情勢や昨今の法改正を踏まえ、交通ルールの遵守を訴えた。宮崎県トラック協会県北支部の和田憲明支部長は、企業活動に於いて安全が必要不可欠であることを強調。宮崎県議会議員の西村賢氏も挨拶した。

 表彰式では、協力会社の▽森崎建設工業▽サンライン日向▽矢野建設工業▽鈴木組▽南九州トーヨータイヤ▽キラ看板―の6社に感謝状と記念品を贈呈。また、従業員特別功労者表彰として、コーソクグループに40年以上勤務し、社業発展に貢献した川田磨氏の功績を称えたほか、今田和義氏ら16人に永年勤続者表彰を贈った。

 参加者を代表して安全宣言を行った下田裕一朗氏(あさひ産業)は、安全で健康な職場形成や労働災害防止活動の推進のため、「安全に総力を結集し、地域社会に貢献する」「『時間のゆとりは心のゆとり』の基本理念に基づき、無事故・無災害を目指す」「交通規則を守り、安全運転を心掛け、マナーアップに努める」ことを固く誓った。

 大会ではこのほか、創業50周年記念事業の一環として、日向地区交通安全協会に広報啓発用車両を寄贈したことを報告。また、大御神社の新名光明宮司を講師に招き、「心のままにいきる~ご神縁をいただきて~」をテーマに基調講演を行った。