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7月4日にJA・AZMで開催 浄化槽研究集会

 宮崎県と一般社団法人宮崎県浄化槽協会(石川武則会長)は、7月4日に宮崎市のJAアズムホールで2021年度「第24回宮崎県浄化槽研究集会」を開催する。時間は10時から15時20分まで。当日は、基調講演や行政報告、研究発表を行う。

 公共用水域や生活環境の保全、公衆衛生の向上等を図る上で、浄化槽は下水道とともに生活排水処理施設として重要な役割を担っている。河川等の水質汚濁問題が議論される中、浄化槽の評価は高まっており、環境改善に対する県民の期待も大きい。

 こうした県民の期待に応えるため、広く浄化槽関係事業者や行政関係職員を対象とした研究集会を開催し、行政が抱える課題や浄化槽の施工・維持管理に関わる諸問題の解決、また、浄化槽に関する高度処理技術等の習得を図る。

 研究集会では、午前中にNPO法人大淀川流域ネットワークの杉尾哲代表理事が、大淀川流域の環境問題について講演。午後からは、公益社団法人熊本県浄化槽協会法定検査部の坂口頼暁部長が「令和2年熊本豪雨と浄化槽」をテーマに講演を行う。

 また、宮崎県環境森林部環境管理課水保全対策担当の甲斐浩平氏が「本県における浄化槽行政の取組と課題」を報告。宮崎県浄化槽協会県北地区協議会の坂本恒氏(株式会社日向衛生公社)が「日本三大秘境の汚泥処理事情」をテーマに研究発表する。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場内ではソーシャルディスタンスの確保や消毒の徹底、入場者及びスタッフの体温測定、飛沫防止等の対策を講じる。研究集会に関する問い合わせ先は、同協会事務局(電話0985-24-5103)。