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組合員ファーストで事業展開 宮崎地区電気工事業組合

             

▲写真は挨拶する島田理事長、総会の模様

 宮崎地区電気工事業協同組合(島田博良理事長)は5月27日、宮崎市内で2022年度「第52回通常総会」を開催した。3年ぶりの通常開催となった今総会では、新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、21年度事業報告及び決算報告、22年度事業計画案及び収支予算等案など各議案を原案どおり承認した。

 挨拶で島田理事長は、少子高齢化や担い手不足といった企業及び組合の存続に関する諸課題は、一企業の力だけでは解決できないと指摘。さらに、世界情勢の変化に伴う資材及び燃料価格の高騰が、日々の業務や生活に影響を及ぼしていることに言及した。

 こうした課題が山積する中、これまで本県で開催されていなかった研修等に関して、インターネットを活用した本県開催を打診するなど、組合のメリットを享受できる体制づくりに努める考えを示し、「組合員ファーストで未来に繋げていきたい」と述べた。

 22年度の基本方針に関しては、電気工事業界を取り巻く環境が、電力システム改革や情報技術の革新などによって時代の大きな変革期にあり、従来の技術を活かしながら時代に沿った新技術の習得を図るとともに、青年部会を中心とした学生交流事業等を通じて、喫緊の課題である担い手確保に積極的に取り組むことなどを掲げた。

 これを踏まえた事業計画では、▽ホームページ等を通じた業界及び組合のPR▽組合及び組合員相互の連携と信頼の強化▽関係官庁及び団体等との情報交換と連携強化▽組合員向け保険制度及びサービス等の提供▽長期的な組合運営安定化▽価格競争の排除と適正価格の推進▽提案型の技術指導及び営業推進▽省エネ、エコ事業、安全に対する知識の向上▽技能を生かしたボランティア事業―などに取り組む。