宮崎市上下水道局は4月28日、指名競争で「田野浄化センターコンポスト設備整備基本構想業務委託」の入札を執行。その結果、玉野総合コンサルタントが1610万円で落札した。大淀処理場焼却炉代替施設整備に伴い、下水道のバイオマス利活用に関する検討を行うとともに、要求水準書等の作成に必要な資料を整理する。
業務内容は、①下水汚泥肥料化基本計画②下水汚泥肥料化可能性調査③下水汚泥肥料化施設計画④下水汚泥肥料化事業実施方針。①では、各処理場における流入汚水量と汚泥量の整理や脱水汚泥の性状整理、計画下水汚泥量の設定などを行う。②では、下水汚泥肥料化技術の整理や下水汚泥肥料化に関する事業化スキームの検討などを行う。
③では、維持管理計画の検討やコンポスト設備能力の設定、施設配置方針の検討、汚泥搬出入計画の検討、新技術についての検討などを実施。④では、契約方式及び範囲の設定、概算事業費の算出、事業スケジュールの作成を行う。業務の履行期間は2023年2月28日まで。
入札の指名業者は、玉野総合コンサルタント、日水コン、NJS、建設技術研究所、オリエンタルコンサルタンツ、ニュージェック、日本水工設計、オリジナル設計の8社。公表金額は1827万7000円、最低制限価格は1415万5537円だった。金額はいずれも税抜。