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「急がず焦らず怠らず」を常に意識 緒方塗装と協力会社

      

▲写真は挨拶する緒方社長、大会の模様

 株式会社緒方塗装(緒方克則代表取締役)は5月26日、宮崎市内で2022年度の安全大会を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、同社及び協力会社の職員らに加え、関係機関の来賓が参加。参加者は大会を通じて、「安全は 急がず焦らず怠らず」を常に意識し、業務に邁進することを固く誓った。

 大会で挨拶に立った緒方社長は、昨年度を無事故・無災害で乗り越えたことに感謝の意を示すとともに、22年度全国安全週間のスローガンである「安全は 急がず焦らず怠らず」を常に意識し、業務に取り組むことを求めた。また、「今年度も無事故・無災害で熱中症対策を怠らず、夏季を乗り切ってもらいいたい」と述べた。

 一方で、若い世代の担い手確保・育成を目的とした作成したCMが、自社の認知度や好感度の上昇に繋がったことを強調。今後の展開として、建設業の新3Kを実現し、若者が魅力を感じ、関心を持つ会社を目指していく考えを示した。

 来賓挨拶を行った西日本高速道路メンテナンス九州株式会社宮崎保全センターの落合義治副所長は、車両事故に関する事例を紹介。「怪我をしない・させない、被害者・加害者にならない」という意識を持って、日頃から業務に取り組んで」と述べた。

 緒方美丈夫取締役は、危険軽視や慣れといったヒューマンエラーの根絶に向けて、職長による声掛けやルールの遵守が重要であることを説くとともに、社員間でのコミュニケーションが事故の未然防止に繋がることを説明した。

 講話を行った工事部の江藤佑太統括部長は、アルコールチェッカーの法的な義務付けや、自社ドローンの活用方法などについて説明。このほか、熱中症予防対策として導入したリフラッシュウォーターを紹介した。

 安全講話では、宮崎市消防局青島出張所の染山直毅消防士長が、危険物の性質や危険度、塗料の保管方法の注意点などを説明。また、高所作業に於ける墜落制止用器具の適切な選定や使用方法を説明し、作業の際に細心の注意を払うよう呼びかけた。

 安全表彰では、安全衛生に係る顕著な取り組みを行った▽山下義昭氏▽福田慎弥氏▽松田敏弘氏▽掛越海斗氏―の4人、協力会社の井戸川塗装及び圓目塗装に対し、緒方社長が表彰状と記念品を贈呈した。

 参加者を代表して西野喜行氏が安全宣言を読み上げ、「安全な作業手順で現場施工を実施し、安全に職務を遂行する」「安全の基本である準備・片付け・清掃を率先して行い、一人ひとりが強い団結力を持って行動する」「仲間とのコミュニケーションを多くとり、確実な情報伝達と意思疎通により災害防止につなげる」と固く誓った。