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木村健一氏を会長に再選 延岡地区建設業協会

      

▲写真は挨拶する木村会長、総会、表彰式の模様

 延岡地区建設業協会(木村健一会長)は5月20日、延岡建設会館で2022年度「第61回通常総会」を開催した。総会は、新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、21年度の事業報告及び収支決算、22年度事業計画案及び収支予算案などを原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、木村健一氏を会長に再選した。

 挨拶で木村会長は、改正品確法の施行や労務単価の上昇といった近年の建設業界の動向を追い風と捉え、「働き方改革をはじめ、経営体質の改善に基づく給与等の処遇改善や女性が働きやすい職場環境をつくることで、若い方々に夢を持っていただけるような建設産業に変わっていかなければならない」と述べた。

 特に、担い手の確保・育成につながる週休二日制の導入や、建設現場の生産性向上を目的としたICT技術の積極的な活用、建設キャリアアップシステムの普及に努めつつ、近年の課題である不調・不落の防止の向けた取り組みを進めるとともに、「アフターコロナを見据え、力を合わせて取り組んでいこう」と呼び掛けた。

 22年度の事業計画では、地域の発展とともに地域住民の安全・安心を守るため、関係機関に対して、公共工事の予算額・工事量の確保や早期・平準化発注、適正工期の確保、地元優先発注、建設資材の供給並びに価格安定対策などを求めていくことを確認した。

 このほか、▽維持補修工事への対応促進▽地域社会への貢献▽戦略的な広報活動などイメージアップの推進▽災害時等における安全・安心の確保への取り組みの推進▽地域メンテナンス委託業務の推進▽福利厚生事業の推進▽労働安全・交通安全対策の推進▽経営の近代化、合理化の促進―などにも取り組む。

 一方、22年度の会長表彰は、功労者表彰を甲斐司氏(司建設)、優良会員表彰を▽梓建設▽伊東組▽上田工業▽児玉建設▽丸幸建設―の5社、優良従業員表彰を▽佐藤ブライアン氏(日新興業)▽橋本直樹氏(山崎産業)▽椎葉伸二氏(湯川建設)―の3人が受賞した。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=木村健一(木村産業)
▽副会長=盛武一則(盛武組)、森龍彦(上田工業)、佐藤雄二(不二建設)
▽理事=河野孝夫(日新興業)、湯川鶴三(湯川建設)、野脇雅秀(野脇建設)、高橋猛(高橋建設)、濱田清隆(浜田建設)、小野陽平(東栄建設)、田邉博貴(田邉建設工業)、伊東寿長(伊東組)、髙見芳忠(髙見工務店)、甲斐司(司建設)、高橋拓男(吉本建設)
▽監事=伊東宏祐(伊東建設)、久米隆志(久米建設)
▽相談役=山﨑司(山崎産業)。