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品質管理や安全対策など学ぶ 西臼杵生コン事業組合

      

▲写真は挨拶する造隼専務理事、講習会、表彰式の模様

 西臼杵生コン事業協同組合(木田正美理事長)は5月16日、高千穂町内で2022年度「第23回西臼杵生コンクリート運搬技術者講習会」を開催した。参加した組合員らが、コンクリートの品質管理や安全対策、交通ルール等について熱心に学んだほか、優良従業員表彰を受賞した組合員に対して表彰状が贈られた。

 来賓祝辞で西臼杵支庁の中武博土木課長は、建設産業が県土づくりの担い手であり、地域の経済や雇用を支え、災害時には最前線で地域の安全・安心を確保するなど、地域の守り手として県民生活を支える重要な役割を担っていることを強調。「今後も官民一体となって、県土の強靭化に努めていきたい」と挨拶した。

 宮崎県議会の佐藤雅洋議員は、道路をはじめとする社会インフラの整備に欠くことのできないコンクリートの重要性を強調し、「誇りと高い意識を持って、今後も更に活躍することを期待している」と述べた。高千穂地区建設業協会の甲斐和幸副会長は、「皆様が丁寧に運搬する生コンを大切に使わせていただきたい」と挨拶した。

 西臼杵生コン事業協同組合の造隼勇治専務理事は、コンクリートの起源や歴史を紹介し、「コンクリートは優れた建設資材。型枠をしっかりすれば、どんな形にもなり、必要な強度が得られる。誇りを持って業務を遂行するため、知識だけでなく道路交通法やマナーを身に付けて、高い意識で仕事に臨んで」と呼び掛けた。

 講習で交通安全講話を行った高千穂警察署の鎌田健太郎交通係長は、西臼杵管内の交通事情等について説明。運搬技術者講習では、西臼杵共同生コンの馬場誠志技術課長が「コンクリートの品質管理」「道路交通法及び労働安全衛生」「マナー」について丁寧に講演を行った。受講者は講師の話に熱心に聞き入っていた。

 優良従業員表彰では、西臼杵生コン事業協同組合の甲斐輝昭氏(西臼杵共同生コン第一工場)と樫本哲博氏(同第二工場)、西臼杵ダンプ運送事業協同組合の甲斐正光氏(三興運輸)の3人を表彰。樫本氏が「今回の表彰に満足することなく、運転技術、生コン運搬技術、生コンに関する知識等を更に磨いていきたい」と謝辞を述べた。