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新理事長に日髙一郎氏を選出 宮崎県貯水槽清掃組合

      

▲写真は挨拶する冨永理事長、総会、表彰式の模様

 宮崎県貯水槽清掃協同組合(冨永正洋理事長)は5月18日、宮崎市内で2022年度「第35回通常総会」を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、21年度事業及び収支決算、22年度事業計画及び収支予算などを原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、新理事長に日髙一郎氏を選出した。

 挨拶で冨永理事長は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、従事者研修会のオンライン開催や各地区での設置者を対象とした研修会の中止など、多くの組合活動に影響を与えたことに言及。組合員に引き続き、事業への協力を求めるとともに、「組合訓である団結・協調・調和の精神を忘れずに取り組んでもらいたい」と述べた。

 その後、来賓として招かれた宮崎県福祉保健部参事兼衛生管理課の壹岐和彦課長、宮崎市保健所保健衛生課の平田雅昭課長、宮崎県中小企業団体中央会の温水豊生事務局長が挨拶。壹岐課長は、安全・安心な飲料水の安定的な確保に組合員の協力が不可欠であることに言及し、水道行政に対する引き続きの理解と支援を求めた。

 白石貴士氏を議長に選出して行われた議案審議では、21年度事業報告及び決算承認、22年度事業計画案及び収支予算案、任期満了に伴う役員改選などの各議案について慎重に審議を行い、いずれの議案も原案どおり了承された。任期満了に伴う役員改選では、日髙一郎氏(第一ビル管理)を新理事長に選出した。

 22年度の重点目標では、貯水槽清掃作業に係る統一書式を活用し、専門業者としてのスキルアップを目指すとともに、貯水槽水道の適正管理に向けた研修会の開催、世代交代等による新たな経営者や担当者の参加意識と連携体制の強化、貯水槽水道を取り巻く環境の変化に対応するための組織体制の強化に取り組むことを確認。

 事業計画では、貯水槽清掃に必要な用品の共同購買や国・県・市町村が所有及び管理する施設の貯水槽清掃に係る共同受注事業の取り扱いを定めたほか、教育及び情報提供事業、福利厚生事業などについて記載した。

 同日に行われた表彰式では、勤続10年以上の優秀従業員4人、研修受講歴10回以上の8人を表彰。受賞者の代表に対して、冨永理事長が表彰状と記念品を授与した。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽理事長=日髙一郎(第一ビル管理)
▽副理事長=甲斐高文(水質管理)
▽理事=岡弘典(エルシーメンテナンス)、高田博文(栄建工業)、関谷和行(宝ビルサービス)、白石貴士(第一環境管理)、大田竜(都城アート美装)、平原啓悟(朝日日南清掃公社)
▽監事=河野光俊(宮崎メンテナンス)、春山晃久(日向衛生公社)

*表彰受賞者は次の通り(敬称略)
▽優秀従業員(勤続10年以上)=岡弘典(エルシーメンテナンス)、鹿野芳人(ユウセイ)、徳尾直也(徳尾設備)、池田範文(保全)
▽貯水槽清掃作業従事者研修受講歴10回以上=田島修(エルシーメンテナンス)、山野勝隆(熊野コンサルタント)、丸田智之(文化コーポレーション)、岩崎安雄(ユウセイ)、板谷慎一郎(第一環境管理)、黒木光子(延岡淨化槽)、甲斐章(前同)、児玉清文(ワーキング)。