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温泉施設管理運営、公募型プロポで事業者募集 都城市

 都城市は、市が設置する▽青井岳荘▽やまだ温泉▽ラスパたかざき―の3施設について、管理運営を行う民間事業者を公募型プロポーザル方式で募集する。原則として、土地は無償貸与、建物は無償譲渡とするが、譲渡後10年間の日帰り温泉の営業継続を必須とする。4月18日~5月27日に参加申込書を受け付ける。

 市民の健康増進や福祉の向上、観光振興を図るため、市は公営温泉の設置や管理運営を行ってきたが、人口減少や多様化する顧客ニーズの変化、新型コロナウイルス感染症の影響で利用者数が年々減少している。今後も施設を存続させるため、優れた企画力・資金力・ノウハウ等を活用して管理運営を行う民間事業者を募集する。

 青井岳荘の対象施設は、総合交流活性化センターや滝水亭、青井岳会館、青井岳自然公園で、源泉の採取権及び利用権を無償譲渡する。やまだ温泉の対象施設は温泉及び温泉スタンドで、源泉は無償で利用可能(採取権及び利用権は市に留保)ラスパたかざきの対象施設は温泉及び温水プールで、源泉の採取権及び利用権を無償譲渡する。

 プロポーザルの参加資格は、実施要領に定める譲渡の条件を遵守し、経営に十分な資力、信用、管理能力等を有する法人、または複数の法人からなる共同企業体。共同企業体の場合は、諸手続等を一貫して担当する法人をあらかじめ定め、構成員の役割分担を明確にすることを求める。応募者の主たる所在地は、市内外を問わない。

 募集事業者への要望事項として、現在の指定管理者で雇用されている従業員(正社員・パート)については、本人の意向を踏まえ、極力継続雇用するよう配慮してもらうとともに、新規雇用の際は地元雇用に努めてもらう。このほか、市の健康増進や地域振興施策に対して、積極的に協力してもらうよう協力を求める。

 募集・選定等のスケジュールは、▽現地内覧会申込期間=4月18日~28日▽参加申込書提出期限=5月27日▽企画提案書提出期間=5月27日~6月17日▽プレゼンテーション及び選定=6月下旬▽審査結果の通知・公表=7月▽仮契約=8月▽本契約への移行=12月下旬▽引渡し・所有権の移転登記=23年4月―を予定する。

 プロポーザルの実施要領や参考資料、様式はホームページで確認できる。問い合せ先及び書類の提出先は、商工観光部みやこんじょPR課(〒885-8555都城市姫城町6街区21号、電話0986-23-2615、FAX0986-25-6200、メールkanko@city.miyakonojo.miyazaki.jp)。