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講習受講料や旅費など一部助成 宮崎県産業資源循環協会

 宮崎県内に於ける産業廃棄物処理業の人材育成と技術力向上を目的に、一般社団法人宮崎県産業資源循環協会(田村努会長)では、宮崎県の委託を受けて、一般財団法人日本環境衛生センターや公益社団法人全国産業資源循環連合会が主催する各種講習等の受講費用のほか、これに要した旅費等の一部を助成する。

 対象となる研修等は、日本環境衛生センター主催の「産業廃棄物等実務管理者講習」「廃棄物処理施設技術管理者講習」「技術管理者等スキルアップセミナー」、一般社団法人企業環境リスク解決機構が実施する「産業廃棄物適正管理能力検定」、全国産業資源循環連合会が主催する産業廃棄物処理の実務者研修会や現場業務講座など。

 このうち実務管理者講習会では、排出事業者及び処理業者を対象に、廃棄物管理責任者に必要となる廃棄物処理法や法定実務・管理について学ぶ。開催日と会場は、9月21日に広島会場(RCC文化センター)、23年2月24日に福岡会場(日本環境衛生センター西日本支局)。受講料は1万9800円。

 また、処理施設技術管理者講習では、技術管理者となる者の資格要件を補完し、日本環境衛生センターがその能力を認定する。各施設ごとに基礎・管理課程と管理課程を設け、学歴や経験等の受講資格に応じて、いずれかの課程を受講する。ごみ処理施設コースと破砕・リサイクル施設コースは、eラーニングも開講する。

 技術管理者等スキルアップ研修会は、廃棄物処理に関する行政の動向や各施設の先進事例、新技術などを紹介する。対面研修は、11月16日~18日に福岡会場、11月30日~12月2日に岡山会場で開催。23年2月6日~3月6日には、福岡会場の模様をオンデマンド配信するインターネット研修も行う。

 一方、全国産業資源循環連合会が実施する産業廃棄物処理の実務者研修会(eラーニング)では、適切な処理業務を遂行するために必要な基礎知識や委託処理・契約、産業廃棄物管理票(マニフェスト)といった幅広い知識を習得する。5月6日~30日に第1期、6月2日~29日に第2期、7月4日~28日に第3期を開講する。

 同じく現場業務eラーニング講座では、▽収集運搬現場業務▽中間処理現場業務▽最終処分現場業務―の3コースを設け、現場担当者等を対象に、適切な処理業務を遂行するための知識・能力を修得する。8月2日~30日に第1期、9月2日~29日に第2期、10月4日~28日に第3期を開講する。

 研修会や講習会・講座の詳細は、日本環境衛生センター及び全国産業資源循環連合会のホームページで確認できる。費用助成に関する問い合わせ先は、宮崎県産業資源循環協会事務局(電話0985-26-6881、FAX0985-31-1703)。