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システム開発(宮崎市)を県内初認定 安全衛生優良企業

 宮崎労働局(田中大介局長)は、安全衛生優良企業公表制度に基づく「安全衛生優良企業」に、県内企業で初めて株式会社システム開発(井手知仁代表取締役社長、宮崎市)を認定した。認定期間は2021年12月~24年12月の3年間。3月17日に交付式を行い、田中局長から井手社長に認定証が手渡された。

 安全衛生優良企業公表制度は、労働者の安全や健康を確保するための対策に積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善しているとして、厚生労働省から認定を受けた企業を広く公表するもの。認定企業は、厚労省のホームページで企業名を公表し、認定マークを利用して求職者や取引先などにPRできる。

 安全衛生優良企業の認定を受けるためには、過去3年間に於いて労働安全衛生関連の重大な法違反がないなどの基本事項に加え、労働者の健康保持増進対策、メンタルヘルス対策、過重労働防止対策、安全管理など、安全・健康で働きやすい職場づくりについて積極的な取り組みを行っていることが求められる。

 安全衛生優良企業は、労働者を雇用する全ての企業・法人が対象。厚労省の自己診断サイトで自社の安全衛生の取り組みレベルを自己診断し、安全衛生優良企業の基準を満たしている場合には、各項目を満たしていることを示すことができる書類を添付して、本社を管轄する都道府県労働局の健康安全主務課へ申請する。

 詳細は厚労省の職場の安全サイト(https://anzeninfo.mhlw.go.jp/shindan/shindan_index.html)で確認できる。県内の問い合わせ先は、宮崎労働局労働基準部健康安全課(電話0985-38-8825)。