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メジャーロードカー、NETISでVE評価を取得 F・C

      

▲計測車の外観

 株式会社F・Cが所有する路面性状調査「メジャーロードカー」が、国土交通省の新技術活用システムで最高位評価レベルのVE評価を取得した。関東地方整備局の新技術活用評価会議で、調査人員や作業日数の削減、高精度な路面性状測定のほか、安全性や施工性に優れている点などが高く評価された。

 メジャーロードカーは、道路を走行しながら、ひび割れ、わだち掘れ、平坦性、距離、IRIを同時に計測できる路面性状計測車。時速40~80㌔程度で走行しながら路面にレーザーを照射し、凹凸やひび割れの窪みで生じた光線の変形を一定間隔で計測する。

 計測車が捉えた画像から横断形状やひび割れの凹凸量を換算し、車両内部に搭載されているHDDに保存する。複数の処理機でデータを解析し、MCI(舗装維持管理指数)やPSI(供用性指数)、IRI(国際ラフネス指数)を算出して、道路形状を可視化する。

 多くのユーザーから技術の有用性が認められたことで、今回、NETISのVE評価(活用効果評価済み)を取得した。これに伴い、総合評価落札方式での加算点の増加が期待できるほか、施工後の調査票の提出が不要となり、事務処理の負担も軽減される。

 F・Cの担当者は、「高い評価をいただき光栄。メジャーロードカーは、人員の削減や警備員が不要になることによる安全性の向上、作業時間の短縮、夜間でも測定可能といった多くのメリットがある。これを機会に弊社の技術を活用してもらえれば」と話す。

 評価結果の詳細はNETISで公開中。新技術の登録番号はQS-190016-VE。問い合わせ先は、株式会社F・Cコンサルタント部(電話0985-47-2881)。