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乙房~横市間、3月12日に開通へ 都城志布志道路

 国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所は、宮崎県や鹿児島県と連携して整備を進めている都城志布志道路のうち、国道10号都城道路の「乙房IC~横市IC」(延長3.0㎞)を3月12日に開通すると発表した。同区間の開通に伴い、乙房IC~志布志ICまでの約39㎞が連続して利用できるようになる。

 都城志布志道路は、宮崎県都城市と鹿児島県志布志市を結ぶ全体延長約44㎞の地域高規格道路。このうち、宮崎県内区間の九州縦貫自動車道(宮崎線)都城ICから五十町ICまでの約13㎞を国土交通省、五十町ICから鹿児島県境までの約9㎞を宮崎県、鹿児島県内区間の約22㎞を鹿児島県がそれぞれ整備する。

 国交省整備区間では、横市IC~五十町IC間(延長4.7㎞)を供用済。乙房IC~横市ICの開通により、国交省整備区間の約6割が完成する。残る都城IC~乙房IC(延長5.7㎞)は、24年度に開通する見通し。

 今回の開通に伴い、志布志港~都城IC間の輸送時間が約13分短縮されるなど、物流の効率化による産業活性化や沿線への企業進出に伴う雇用促進といった効果が期待される。また、広域的な医療活動や連携強化、豪雨による冠水時の迂回路の確保、慢性化している都城市街地の渋滞緩和などの効果も期待される。