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山之口地区都市再生整備、変更計画まとめ 都城市

 都城市は、山之口地区都市再生整備計画の第2回変更計画をまとめた。山之口駅を中心としたエリアにおける拠点性の向上を目的に、国の都市構造再編集中支援事業を活用して、山之口駅観光交流センターや山之口駅前広場、山之口駅前ポケットパーク、市道駅前通線、歩行者系サインなどの整備に取り組む。

 山之口地区では、国道269号沿道及び山之口駅を中心に形成する商業系用途地区で都市機能誘導区域を設定。山之口総合支所や山之口小学校を包含し、都市機能誘導区域への徒歩圏域を居住誘導区域に設定し、都市機能の保全・誘導を図りつつ、地域生活の拠点として、一定の人口密度を維持することとしている。

 こうした状況を踏まえ、公共交通の拠点であり、都市機能誘導区域の中心である山之口駅においては、交通結節点としての機能向上に加え、今後、大規模なスポーツイベント等が開かれる山之口運動公園への来訪者を迎える玄関口として、地域の歴史資源や特産品等の情報を発信する施設として、観光交流に係る機能を付加する。

 具体的には、2021~24年度に山之口駅観光交流センター(A=150m2、事業費2億0300万円)、山之口駅前広場(A=1800m2、同1億2100万円)、山之口駅前ポケットパーク(A=1200m2、同2億7300万円)の整備を計画。22~23年度には歩行者系サイン(N=10基、同500万円)も整備する。

 一方で、山之口総合支所と山之口地区公民館、山之口勤労福祉センターを集約整備する山之口総合センターに関しては、リニューアルに向けて、既存施設の耐震補強・大規模改修工事が進む。センター前には多目的広場(A=2000m2)も整備する予定で、24年度までに整備を完了させる。事業費は合計で8億7900万円。

 このほか、21~23年度には市道駅前通線(L=220m、同8700万円)の整備も実施。ソフト事業では、24年度に低未利用地活用検討調査(事業費400万円)、25年度に事業効果分析調査(同500万円)を行う。

整備方針概要図