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最新DX技術が集結、旭建設らブース出展 宮崎県

      

▲写真は会場の模様

 宮崎県は11月29日と30日の2日間、宮崎市内で「みやざきDX技術体験展示会」を開催した。旭建設株式会社(日向市)や株式会社アシストユウ(宮崎市)など県内外の20社がブースを出展。訪れた来場者に対して、最新のデジタル技術を活用した製品・技術をPRするとともに、その場で商談する様子も見られた。

 体験展示会は、デジタル技術に対する理解促進やDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた気運醸成を目的に開催したもの。AIやロボット、メタバース、XR(クロスリアリティ)など、様々な分野の最新技術を活用した製品・技術を紹介した。

 旭建設のブースでは、会場から約90㎞離れた場所にある実際の建設機械に対し、遠隔操作が体験できるコーナーを設置、来場者がモニターに映し出された建設機械を確認しながら、手元のレバーで操縦体験を行った。

 同社の木下哲治取締役専務は、省人化や災害現場等での安全性向上を遠隔操作のメリットに挙げるとともに、「最新技術の実装が進む建設業への理解を深めてもらうとともに、若年層にこうした業界の現状をPRしていきたい」と期待を込めた。

 アシストユウのブースでは、電源の確保が困難な場所で活躍する、太陽光発電と燃料電池を組み合わせたモバイルハイブリッド電源「エネミックス」を紹介。また、事前に機器を設置しておくことで、現地の風力や雨量をいつでも、どこでも遠隔で確認できる技術を紹介し、建設現場での活用展開も視野に入れていることを説明した。

 会場ではこのほか、衛星データを活用した作物の生育評価システムや音声翻訳AIを活用した新たな窓口案内システム、AR技術を活用したプログラミング教育アプリ、進化したホワイトボードなども紹介。メタバースやNFTに関する集中講座、観光・サービス・地域のDX、DXの推進に役立つ支援施策に関するセミナーも行われた。

 出展企業は次のとおり(五十音順)▽Agriee▽旭建設▽アシストユウ▽AJS▽エヌ・デーソフトウェア▽EBILAB▽オーイーシー▽オーシャンアイズ▽QTネット▽コーユービジネス▽TANOTECH▽デンサン▽トランスコスモス▽日向屋▽フォーラムエイト▽村田製作所▽ライフプランニング▽Regnio▽リコージャパン▽YEDIGITAL。