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次世代型まちづくりを推進 宮崎市とNTTが連携協定

 宮崎市は12月23日、西日本電信電話株式会社宮崎支店及びNTTアーバンソリューションズ株式会社と、次世代型まちづくりを共同で推進するための連携協定を締結した。宮崎市の中心市街地に位置する旧NTT宮崎支店を、商業とオフィスの複合施設として再整備するほか、低層の商業施設も整備する予定でいる。

 都市機能が集積する宮崎駅周辺エリア(高千穂通り、宮崎駅前通り、広島通り、若草通り一体)において、公民連携によるまちづくりを推進するため、他エリアにも展開可能なモデル化を実証することで、持続可能なまちづくりを実現する。

 協定では、宮崎市とNTT西日本宮崎支店、NTTアーバンソリューションズのほか、協定に賛同する関係諸団体と連携し、①ウォーカブルシティの推進②ICTを活用したスマートシティの推進③ゼロカーボンシティの推進―などに取り組むとした。

 宮崎市は、宮崎駅周辺エリアを市民が誇れる本市の経済成長を牽引するエリアとしてモデル化し、民間投資や先端技術を活用したイノベーションの創出を中心としたエリアの価値向上に向けて、公民連携による施策の展開を積極的に推進する。

 NTT西日本宮崎支店は、地域に根ざしたICT企業として、NTT西日本グループの各種アセットとデジタル技術を活用した駅周辺エリアの活性化方法や地球環境保護方法の検討、具体的実現手段の提案を通じて、次世代型まちづくりに貢献する。

 NTTアーバンソリューションズは、NTT西日本宮崎支店の旧オフィスであるNTT広島ビルの一部(北棟・南棟)を活用した開発を通じて、ウォーカブルで賑わいあふれる街づくりをめざし、宮崎市の賑わいと活力の増進に貢献する。

 具体的には、NTT局舎として親しまれている旧NTT宮崎支店の北棟を商業(1階)とオフィス(2~3階)の複合施設としてリノベーションし、2025年春頃に開業させる考え。南棟は、既存建物を撤去し、低層の商業施設を計画する。活気にあふれ、人々が集まりたくなるような施設として、24年秋頃の開業を目指している。