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農業にワークロイド、延岡市と連携協定 テムザック

 株式会社テムザック(川久保勇次代表取締役社長、京都府京都市)は、延岡市及び一般財団法人北浦町農業公社と、ワークロイドを活用した米作り及び米粉の生産に関する研究開発等の連携協定を締結した。それぞれの持つノウハウや資源を活用し、農業従事者の減少や高齢化などの課題解決と持続可能な農業の実現に取り組む。

 同社は、人手不足が叫ばれる医療・介護・災害救助・建設・鉄道等の様々な業界において、人と共存しながらより実用的な業務を遂行する働くロボット「ワークロイド」の開発を行っている。今回の協定を機に、農業分野のワークロイド開発に乗り出すこととなり、2022年度中に新たな開発拠点を延岡市に新設して、本格始動する。

 連携協力事項は、「ワークロイドを活用した米作り、及び米粉の生産に関する研究開発」及び「その他、地域の様々な課題解決や地域の持続的発展に寄与する公民連携の促進に必要であると認められる事項」。今後は3者が連携し、耕作放棄地の増加を食い止める「スマート稲作改革」などを進める考えでいる。