日向市は、2023年4月1日以降に発注する全ての建設工事で電子入札を導入するにあたり、市内及び準市内の事業者を対象として、練習用システムによる模擬入札を実施する。模擬入札への参加を希望する場合は、練習用システムに利用者登録を行う必要がある。市外業者で参加を希望する者は、市に連絡する。
日向市は、市内及び準市内業者に発注する▽土木▽建築▽電気▽舗装―のAクラスの一部の案件を対象に、21年11月から電子入札を導入。22年4月には、同じくBクラスまで対象を拡大した。23年4月からは、全ての建設工事で電子入札を導入する。建設関連業務に関しては、現在も協議・検討を進めている。
日向市の電子入札システムは、国土交通省の電子入札コアシステムを基本に開発したシステムで、宮崎県等と共同運用している。利用者は、電子認証局のICカードやICカードリーダーを準備する。県の電子入札システムに参加している事業者は、使用機器をそのまま利用できるが、事前に日向市への利用者登録が必要となる。
練習用システムを利用するためには、電子入札システム(本番用)を利用できる環境が必要。本番用システムとはURLが異なるため、ICカードを購入した認証局が提供する電子入札専用ソフトウェア(電子入札補助アプリ)に、練習用のURLを登録する必要がある。登録番号や商号・名称は、本番用システムと共通。
模擬入札では指名競争入札を想定し、指定する月曜日に指名通知署受理・受領確認書提出、同じく水曜日~金曜日に入札書提出、同じく金曜日に開札する。今後の模擬入札のスケジュールや、10月に開催した説明会の資料等は、ホームページで確認できる。