国土交通省は、屋外の建設現場でのマスク着用を原則不要とすることとし、建設業団体に通知した。12月9日に「建設業における新型コロナウイルス感染症予防対策ガイドライン」を改訂。「三つの密」の回避や密な環境を緩和するための対策は引き続き徹底するよう促す。
同ガイドラインは、建設現場やオフィスで感染予防対策を行う際の基本的事項を整理したもの。
改訂では、建設現場でのマスク着用について、屋外では季節を問わず原則不要とした。一方で、屋内で人との距離(目安2㍍以上)を保てず会話をする場合には、引き続きマスクの着用を推奨することも追記した。
この他、建機操作時の使い捨てゴム手袋の着用や、閉鎖空間での作業エリアごとの人数制限については、ガイドラインから削除した。
9月に変更された政府の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針に基づき、過度な感染対策を控える。平時への移行を見据え、より効果的で効率的な対策に見直すことにより、感染拡大防止と社会経済活動の両立につなげる。