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新たな化学物質規制、12月に講習会 労働基準協会

 公益社団法人宮崎労働基準協会と一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会宮崎県支部は、12月9日に宮崎労働基準協会講習会場(宮崎市祇園3丁目1番地、矢野産業祇園ビル)で、新たな化学物質規制に関するセミナーを開催する。参加は無料。開催時間は13時30分から15時40分まで。

 厚労省は、化学物質の安全管理を強化するため、労働安全衛生法の関係政省令を改正。ラベルや安全データシート(SDS)の伝達や、リスクアセスメントの実施義務の対象物質を順次拡大する。リスクアセスメントの結果を踏まえて労働者がばく露する濃度を基準値以下とすることや、適切な保護具を使わせることも義務化する。

 化学物質管理者の選任や、化学物質の安全衛生に関する教育の実施も求め、事業者の主体的な管理体制の構築を求める。23年4月以降、順次施行する。

 説明会では、宮崎労働局健康安全課の地福竹志労働衛生専門官が改正省令の概要や運用上の留意点について解説する。このほか、串間市民病院の江藤敏治院長が、受動喫煙の害や受動喫煙防止対策などについて講演する。

 受講希望者は、所定の申込書に必要事項を記入し、宮崎労働基準協会へFAXで申し込む。詳細はホームページで確認できる。問い合わせ及び申込先は、同協会(電話0985-25-1853、FAX0985-28-9080)。

講習会の開催案内