仕事と生活の調和の実現に向けた職場環境づくりに積極的に取り組む企業等を認証する「ひなたの極(きわみ)」認証制度で、宮崎県は新たに▽株式会社ピースホーム▽株式会社結絆▽富士チタン工業株式会社延岡工場▽株式会社都城北諸地区清掃公社―の4社を認証した。認証日は8月24日。今回を含めて認証企業は51者となった。
2018年に創設した「ひなたの極」認証制度は、仕事と家庭の両立に向けた職場環境づくりに関して、特に優れた成果が認められる企業等を認証するもの。認証されるためには、働き方(休み方)の見直しや休業制度等の実績、仕事と子育てに関する一般事業主行動計画の策定など、県が定める審査項目を一定数以上満たす必要がある。
建設業のピースホーム(福留秀和代表取締役、宮崎市)は、顧客の人生設計を一緒に考え、家族の命を守る基本性能を備えた快適な空間を提案している。その中で、社員が有給休暇を取得しやすい環境をつくり、取得促進に努め、学校行事等の積極的な参加を推奨。また、家族の病気等、急な休みの時は他の社員でサポートしている。
また、廃棄物の収集運搬や浄化槽清掃等を手掛ける都城北諸地区清掃公社(栫卓也代表取締役、都城市)は、会社設立以来、地域の美しい自然環境を守るための事業を展開し、地域に喜んでもらうことを何よりのやりがいとしている。また、従業員を重要なステークホルダーと考え、福利厚生の充実及び職場環境づくりに取り組んでいる。
ひなたの極の認証企業は、宮崎県のホームページに企業名や会社の特徴を掲載し、企業としてのイメージアップを図ることができる。また、就職説明会や企業ガイダンス等への優先参加、商談会等の情報提供、宮崎県中小企業融資制度での優遇措置、入札参加資格審査での加点等といったインセンティブも付与される。
制度の詳細や申請方法はホームページで確認できる。問い合わせ先は、宮崎県商工観光労働部雇用労働政策課労政福祉担当(電話0985-26-7106、メールkoyorodoseisaku@pref.miyazaki.lg.jp)。