▲写真は挨拶する河野知事、安全祈願祭の模様
2027年に本県で開催が予定されている国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向けて、競泳などの会場となる県営プールの安全祈願祭・起工式が10月28日、宮崎市錦本町の建設地で開催された。式典には、宮崎県の河野俊嗣知事や設計・施工の関係者ら約40人が出席し、無事故・無災害の完工を祈願した。
施設の規模は、構造がRC造一部SRC造、S造で、階数が地上3階、延床面積が1万4201m2。屋内型の50mプールは県内では初となる。24年12月末の完成を目指し、25年4月の供用開始を予定する。建設費や管理運営費など含む総事業費は約156億円。敷地内の余剰地に民間収益施設を整備するPFI事業として整備を進める。
式典で河野知事は、「官民一体となって、新たな賑わいをもたらすスポーツ施設が整備されることに期待している」と挨拶。施工者を代表して挨拶した鹿島建設九州支店の小森浩之支店長は、「約2年間ほど完成までに時間を必要とする。十二分に安全に配慮し、事故が起こらないように工事を進めていきたい」と抱負を述べた。
新施設の建設業務は、建築工事を鹿島・大和・マスジュウJV、電気設備工事等を九南、設計業務を梓・岩切・那須JV、プロジェクトマネジメント業務を米良電機産業等がそれぞれ担当する。事業スケジュールによると、25年4月から施設の供用を開始し、26年にリハーサル大会、27年に国スポ・障スポの開催を迎える。