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施工上の留意点など熱心に学ぶ 日南地区で技術研修会

      

▲写真は挨拶する河野会長、研修会の模様

 宮崎県土木施工管理技士会日南支部と日南地区建設業協会(河野直継支部長・会長)が主催する2022年度の「土木施工管理技術研修会」が、10月25日に日南建設会館で開かれた。土木工事に携わる技術者らが管内から多数参加し、安全で高品質な施工を推進するために留意すべき事項を熱心に学んだ。

 研修会で挨拶に立った河野直継支部長は、国等が推進する国土強靭化施策に関連して、公共工事が国民の生命や財産を守る重要な事業であると指摘。その上で、「担い手である建設業者は、常に技術の研鑽に努める必要がある」として、当該研修を通じて、更なる技術の研鑽に努めてもらうよう、参加者一同に呼び掛けた。

 来賓挨拶で宮崎県日南土木事務所の戸田正人所長は、建設業界の人手不足や次世代の人材育成について言及し、魅力ある建設業の発信を継続して行う必要性を説いた。

 研修では、日南土木事務所工務課の吉村巌課長が「最近の土木行政」、工事検査課の上村忠幸氏と越山昌和氏の両工事検査専門員が「工事検査」「施工上の留意点」について講演。公共工事を取り巻く最近の情勢に関して説明を行ったほか、県発注工事に於ける検査時の指導・助言事項について、事例を交えながら紹介した。

 その後の質疑応答では、検査等に於ける現場での注意事項等や施工上の留意点、工事書類の簡素化要領といった幅広い質問に対し、吉村課長ほか4人の講師が回答した。参加した技術者は、今後の業務に活かそうと、積極的に質問を行い、講師の話す内容をメモに取りながら、熱心に話しに聞き入っていた。