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セキュリティロードに理事長表彰 高年齢者活躍企業

 厚生労働省と高齢・障害・求職者雇用支援機構は、2022年度「高年齢者活躍企業コンテスト」の入賞企業を決定した。厚労大臣表彰には、総合工事業の株式会社トーケン(石川県金沢市)らを選定。機構理事長表彰では、各種警備業務を手掛ける株式会社セキュリティロード(宮崎県宮崎市)が特別賞を受賞した。

 コンテストは、高年齢者の雇用の重要性について広く理解の促進を図るとともに、意欲のある高年齢者がその能力を十分に発揮して働き続けられる職場づくりに関するアイデアの普及を目的に開催しているもの。今年度は、応募総数74編の中から、厚労大臣表彰6社、機構理事長表彰24社の入賞企業をそれぞれ決定した。

 各種建築物の設計・施工を手掛ける総合工事業のトーケンは、大臣表彰の優秀賞を受賞。他社を退職した即戦力となる高齢者を雇用し、豊富な技術力や経験、ノウハウを若手社員等に指導・教育する場を設けているほか、事業の多角化や社会貢献につながる新規事業に、定年退職後の高年齢社員を適性にあわせて配置している。

 また、高年齢社員の人間ドック費用を会社が全額負担することで、社員の健康維持を図り、提携運動施設を無料で使用できるようにするなど体力づくりにも努めているほか、ライブカメラ等を活用して、高年齢社員が現場から離れた場所でも、現地の監督者に適切な技術指導やアドバイスができるようにしている。

 一方で、機構理事長表彰の優秀賞を受賞した建設コンサルタントの株式会社NJSは、70歳定年制度を導入し、定年以降は一定の条件の下、年齢の上限なく再雇用している。現役世代も含めたキャリアパスや等級の見直し、シニア等級を設定し、技術・能力・パフォーマンスに応じた複線型のキャリアルートを設けている。

 機構理事長表彰の特別賞を受賞したセキュリティロードは、従業員全体の51%が60歳以上という現状の中、シニア層が安心して働ける環境づくりや健康への配慮を行い、定着率のアップを図っている。社員一人ひとりが力を発揮できる多種多様なステージと働き方を提供できる企業を目指していることなどが評価された。

 厚労大臣表彰と機構理事長表彰優秀賞の表彰式は、10月5日に開催する高年齢者活躍企業フォーラムの中で行う。