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宮工生に建設業の魅力発信、出前講座と見学会 宮崎建協

      

▲写真は出前講座、見学会の模様

 一般社団法人宮崎県建設業協会は10月27日、県立宮崎工業高等学校の生徒を対象とした出前講座と現場見学会を開催した。建築科の1年生を対象に、建設業に関する講義を行ったほか、宮崎市内の眼科新築工事や新宮崎県体育館建設工事の現場を見学し、参加した生徒達は、建設業に対する理解と興味を深めた。

 宮崎県建設業協会では、建設産業の健全な発展や担い手の確保・育成、業界のイメージアップを図ることなどを目的に、若年者入職促進や人材育成に係る各種事業を展開。県内工業及び農業高校の建設系学科に通う生徒を対象とした出前講座や現場見学会のほか、就業体験(実施主体は各地区建設業協会)に積極的に取り組んでいる。

 出前講座では、宇治橋信雄氏(有限会社宇治橋建設)と川口泰直氏(株式会社宮崎特殊工事)が講師を務め、建設業の様々な業種や作業に使用する機械、災害時の復旧・復興支援活動、地域貢献活動などを紹介。建設業のやりがいや目標達成に向けた準備の重要性を強調した。また、ベンダーを使用した鉄筋の切断や曲げ体験も行った。

 現場見学会は、大淀開発株式会社が施工を請け負う宮崎市内の眼科新築工事の現場で開催。現場担当者の谷口直樹氏が、工事の概要や現在の進捗状況などを説明した。生徒達はその後、1階の建物内部の塗装状況や2階の型枠の建て込み状況を見学したほか、建物外部から建物の構造に関する説明を受けた。

 同日には、清水・都北・内山特定建設工事協同企業体らが施工する延岡市の新宮崎県体育館建設工事の現場も見学した。同校の緒方悠和さんは、「授業で習ったことを体験できて楽しかった。経験することも大切だと思った」と話した。大淀開発の谷口氏は、「建設業に対する興味を深め、将来は地元の会社に就職してもらいたい」と期待を込めた。