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宿泊滞在型施設計画、候補者にランドブレイン 延岡市

 公募型プロポーザル方式で「北方地域ユネスコエコパーク準拠点施設整備計画策定業務委託」の事業者選定手続きを進めていた延岡市は、10月18日にプレゼンテーション審査を行い、受託候補者にランドブレインを特定した。旧下鹿川小学校を宿泊滞在型施設として活用するための施設整備計画を策定する。

 市がまとめた「北方地域ユネスコエコパーク拠点施設整備構想」では、宮崎県と大分県にまたがる祖母・傾・大崩山系がユネスコエコパークに登録されたことを受けて、エコパークを身近に体感できるよう、北方地域にエコパークセンターや宿泊滞在型施設、情報発信・啓発拠点施設を整備することなどを盛り込んでいる。

 具体的には、鹿川キャンプ場内にエコパークセンターを整備するとともに、キャンプ場の既存施設・設備のリニューアルを実施。1987年建設の旧下鹿川小学校校舎(RC造3階建延べ759m2)をリニューアルして、宿泊スペースや調理室・食堂等を整備するとともに、道の駅北方よっちみろ屋に情報発信・啓発拠点を整備する。

 当該業務では、宿泊滞在型施設の整備に向けて、①導入機能及びゾーニングの検討②ゾーニングの比較検討③配置計画及び施設規模の検討④概算事業費の算出―のほか、施設等の管理・運営方法の方向性や事業計画の検討を行うとともに、検討内容をとりまとめた整備計画書及び概要版を作成する。履行期間は2023年3月15日まで。

 18日に行われたプレゼンテーション審査には、ランドブレインのみが参加。業務内容の的確性や業務履行体制、仕様書の示す項目以外の独自提案、提案価格の4項目について審査を行い、全選考委員の平均得点が65点を超えたため、同社を受託候補者に特定した。10月28日に同社と契約を締結する予定でいる。