▲写真は会場の模様
日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は、10月11日~12日に福岡国際会議場で開催された「九州建設技術フォーラム2022」にブースを出展した。同社の出展は今回で6回目。新技術情報提供システム(NETIS)に登録された「AKフレーム工法」などの自社開発技術を来場者に広くPRした。
フォーラムは、建設技術の開発や普及促進に向けて、産学官それぞれが新技術の開発及び活用の最新情報等に関する取り組みを発信・交換するもの。技術情報の展示やプレゼンテーション等の形をとりながら、互いに連携を深め、九州に於ける建設技術の更なる発展を目指す。今年のフォーラムには2日間で約2800人が来場した。
旭建設のブースでは、法面の表層崩壊防止や斜面の安定化を目的とした高耐久型の簡易吹付法枠工「AKフレーム工法」を紹介。「張り出しOKくん」や「a-slide」などの自社開発技術に加え、インフラDXとして取り組む無人化施工、今年9月の台風災害での空撮調査及び3次元測量による早期復旧に向けた取り組みを紹介した。
同社の木下哲治専務は「弊社の技術をより多くの方々に知ってもらい活用していただきたい。より多くの意見を聞くことで、我が社の問題点の発見にもつながる。また、他社の最新技術に触れることで刺激を得る良い機会になった。出展は社内でのモチベーション向上にも繋がり、新たなイノベーションを生む原動力にもなる」と話す。
2023年度のBIM/CIM原則適用を控え、同社は建設ICT技術の底上げに向けた取り組みを展開するほか、建設業全体の生産性向上や技術革新に寄与できるよう、更なる技術の研鑽に努めていく考えでいる。