▲写真はセミナーの模様
一般社団法人宮崎県建設業協会は、宮崎県の建設産業県内就職促進事業を活用し、10月13日に宮崎市内で「建設人材採用力向上セミナー」を開催した。セミナーには、企業の経営者や採用担当者など約30人が参加。専門講師による講話を通じて、求職者の集め方や自社の魅力の伝え方などを熱心に学んだ。
採用市場での人材獲得競争が激化する一方で、建設産業に於ける高校生の県内就職率はここ数年上昇傾向にあり、今が人材確保のチャンスでもある。こうした状況の中、セミナーでは全国と宮崎県の採用環境や建設産業の状況をはじめ、求職者の集め方、自社魅力の伝え方、定着率向上のためのノウハウを紹介する。
セミナーでは、株式会社マイナビ宮崎支社長の亀澤文二氏が講演。亀澤氏は、全国と宮崎県の有効求人倍率の比較や、建設業の求人倍率を紹介するとともに、採用ターゲットにマッチした情報提供がコミュニケーションの生産性を高めること、自社の魅力を伝える際に伝えるべき内容の整理が必要であることを説いた。
また、求職者を引き付けるための会社説明会及び選考試験の運用について解説したほか、入社後の定着率を向上させるための世代間ギャップの理解や新入社員の戦力化に向けたオンボーディングの進め方などを説明した。
このほか、宮崎県立宮崎工業高等学校の進路指導副主任を務める岡田篤氏が工業高校の採用活動について紹介。学生へ行った就職意識等に関するアンケート調査の結果を解説するとともに、建設企業に於ける高校生採用への取り組み等を説明した。