都農町は、既存施設や設備の経年劣化が進む町営春の山団地(大字川北1129番地3)を全面建て替えで再整備する。既存住宅11棟や集会場を解体・撤去し、跡地に低層の共同住宅7棟と集会場を新たに整備する。整備後の住宅戸数は38戸。計画が順調に進んだ場合、2026年度の完成を目指している。
新設する7棟の建築規模は、木造2階建延べ約333m2が4棟(各5戸)、木造平屋建延べ約248m2が3棟(各6戸)。このうち2階建の住宅は、子育て世帯向けとして整備する。既存団地の空き部屋に現在の居住者に転居してもらい、空いた棟から順次、解体撤去を実施。それに併せて、共同住宅を建設していく。
現在は、一部の既存住宅の解体工事や、新たに整備する共同住宅の実施設計がエスワイエヌ設計工房で進捗中。設計業務は今年度末までに完了させる。22年度に2階建の住宅2棟と集会場の建設工事を実施。23年度には、平屋建の住宅2棟の建設工事のほか、既存住宅や集会場の解体撤去工事を発注する考えでいる。
24年度以降に、残る共同住宅3棟の建設工事や、既存住宅の解体撤去工事、駐車場などの外構整備を行い、26年度の事業完了を目指している。