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新県立宮崎病院が1月11日に開院 宮崎県病院局

 宮崎県病院局は、新たな県立宮崎病院(宮崎市北高松町)を2022年1月11日に開院すると発表した。経年に伴う既存施設の老朽化や狭隘化の解消、診療機能の向上、災害対応力の強化等を目的に整備を進めていたもの。今後は、22年2月以降に既存病院の解体工事等に着手し、23年秋頃のグランドオープンを目指す。

 敷地内に整備した新病院の建築規模は、S造8階建延べ4万7603m2(免震構造)。建設主体工事は大成・吉原・桜木JV、電気工事はきんでん・小田・島JV、管工事は大成設備・菱熱・内田工業JV、空調工事は高砂・生目・サンJVがそれぞれ担当した。設計・監理は日建・コラムJV、CM業務はプラスPM。

 新病院の許可病床数は502床。救急病棟やICU病床、手術室を増床・増室するとともに、屋上にはヘリポートを設置。患者及び医師の負担軽減のため、手術支援ロボットを導入するなどして、救急及び高度・急性期医療の拡充を図る。

 また、新型コロナウイルスを含めた感染症対策として、各部門ごとに感染症対応室(陰圧・換気)装置を設置。第二種感染症病床や感染拡大期に対応が可能な区画扉、感染症専用エレベータを整備し、感染救急・感染症病床及びICUの連携を強化する。

 一方、既存病院の解体工事等は、第4四半期に一般競争(WTO対象)で入札を行う。既存病院(SRC造、地上10階地下1階建、延床面積4万0378m2)ほか19棟の解体工事や緊急汚水層整備工事、外構工事を行う。工期は約20カ月を予定する。