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村所小学校でどぼく出前授業、現場見学会も開催 旭建設

      

▲出前授業の模様

 日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は、12月20日に西米良村立村所小学校で「どぼく出前授業」を開講した。同校の4~6年生を対象に、土木の仕事内容や道路をはじめとする社会インフラについて説明したほか、地すべりの模型実験やコンクリートの製作体験も行い、社会生活の中で土木が果たす役割を伝えた。

 出前授業には、同社が施工する「山のみち地域づくり交付金事業小川・石打谷線(2工区)」(宮崎県環境森林部発注)の作業所から4人が講師として参加。土木の役割や道路の必要性を子ども達と一緒に考え、地すべりが発生する仕組みや対策工法について、どぼく模型に実際に触れることで、災害から生命や財産を守る安全・安心に土木の仕事が重要な役割を果たしていることを学んだ。

 子ども達からも「すごくわかりやすかった」との感想が聞かれた。

 体験学習では、講師が練り混ぜたモルタルを子ども達がプラスチックの容器に詰め込んで、オリジナルの小鉢を製作。モルタルを突き固めることで気泡を除去していることや、やわらかいモルタルが様々な形になることを学んだ。遊び心を取り入れた体験に、子ども達は実際に触れる機会の少ないコンクリートを身近に感じていた。

 このほか同作業所では、同じく西米良村の横野地区婦人会を対象とした現場見学会を12月17日に開催。どぼく模型で工事の趣旨を説明し、着手前からアンカー工完了までの施工の様子を動画で紹介した。参加者からは、細かい品質管理や施工時の配慮に対して、「こんな緻密な工事をされているのですね」と驚きの声が上がった。

 監理技術者の木下哲治氏は、参加者からの「工事が完了して道を通るときには気にすることもない、その仕事を見ることができて良かった」という言葉に感動。「開催して良かった」という気持ちとともに、「日頃から施工に際して理解・配慮してくださる地域住民の方々への感謝の気持ちがより深まった。今後も地域に喜ばれる工事・企業を目指していきたい」と話した。