建設ネット企画画像 四角 四角

美しい宮崎づくり、全県・全庁的に取組推進 宮崎県

 宮崎県県土整備部都市計画課は、県が推進する「美しい宮崎づくり」に向けたこれまでの取組状況や今後の方向性をまとめた。2021年4月までに全国で初めて、全ての市町村が景観計画を策定するなど、県内の景観形成活動が活発化している状況を踏まえ、今後も「美しい宮崎づくり推進計画」の更なる推進を図る。

 良好な景観の保全・創出・活用を通じて魅力ある地域をつくることを目的に、県は17年11月、26年度までの10年間を計画期間とする美しい宮崎づくり推進計画を策定。推進計画では、4つの分野別施策や3つの重点施策を掲げるとともに、20年度時点の短期目標、26年度時点の最終目標を設定している。

 短期目標では、21年4月までに景観計画策定市町村数の目標を達成。また、クリーンロードみやざき推進事業や沿道修景美化に関する維持管理の協定締結団体数、河川パートナーシップ事業参加団体数で目標を達成した一方、200団体を目標としていた美しい宮崎づくり活動団体登録数は135団体にとどまった。

 20年度の主な取り組みでは、ビューポイント整備発信モデル事業の実施や、宮崎ビューポイントPR動画の制作のほか、無電柱化の推進(5路線6工区)、景観阻害要因の除去や緑化による修景、景観まちづくりアドバイザーの派遣、ガーデンツーリズムに関する勉強会、小中学生を対象とした景観教室などを行った。

 県はこれまでの取組成果として、「美しい宮崎づくりに係る気運の醸成や人材育成、県内全市町村における景観計画の策定など、美しい宮崎づくりという考え方が県内に広がり、美しい宮崎づくり活動団体等による清掃活動やビューポイントの整備など、景観形成活動が活発化している」と分析する。

 これを踏まえた今後の方向性に関しては、地域の特性を生かした景観の保全及び創出や公共事業に係る良好な景観の形成といった4つの分野別施策、景観による地域のブランド力の向上といった3つの重点施策を中心に、全県・全庁的に更なる取り組みの推進を図るとともに、施策の進捗状況について検証・反映を行う。

 美しい景観の創出や維持について一定の効果が発現していることから、関係部局とも連携し、県外への情報発信や景観を活用した観光誘客の強化を図る。コロナ禍に於いて、美しい景観が密にならない観光地として再評価されるなど、プラスの側面もあることから、アフター・ウィズコロナを見据えた取り組みも推進する。