公益財団法人宮崎県建設技術推進機構は、10月12日にオンラインで開催する2021年度「景観研修」の受講申し込みを受け付ける。開催時間は13時30分~16時30分。建設業や測量設計業に従事する民間の技術者等を対象に、実務に必要となる景観に関する基礎的な知識の習得を図る。
研修では、宮崎大学地域資源創成学部の尾野薫氏が「イントロダクション」として講演し、景観や風景の捉え方について意識の共有を図る。また、長崎大学工学部大学院工学研究科の石橋知也氏は、対象地の地形や歴史を景観として読み解くことの重要性や視点場を正しく理解する手法などを解説する。
また、熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センターの増山晃太氏が「風景のつくり方」をテーマに講演。通常業務において景観に配慮することの必要性、現地調査で共有すべき内容(必要条件)、景観に配慮した事例や景観設計のアプローチについて学び、公共工事における景観・視点場の捉え方を考える。
研修経費は一人当たり2000円(テキスト送料・受講証明書送料含む)。予定人員は15人。公平性を考慮して、受講者数は1社あたり1人程までとする。受講希望者は、9月30日までにホームページ内の専用フォームから申し込む。定員を超える申し込みがあった場合は、締切前でも募集を終了する。
新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、当該研修はオンラインで開催するため、事前に通信環境を整える必要がある。詳細はホームページで確認できる。問い合わせ及び申し込み先は、土木課企画研修システム担当(電話0985-20-1830、FAX0985-20-1850、メールinfo@mk-suishin.or.jp)。
《研修案内》