宮崎県は6月7日、条件付一般競争入札で行う「宮崎県水道広域化推進プラン策定業務委託」を公告した。総務省及び厚生労働省が策定した水道広域化推進プランマニュアルや、20年3月に県が策定した水道ビジョンを踏まえ、県内の27水道事業者を対象に、水道広域化推進プランを策定する。委託期間は22年3月31日まで。
当該業務では、県内各市町村の水道事業について現状分析を行い、収集した資料に基づいて、業務の一体的処理や経営の一体化及び事業統合の可能性について検討を実施。金額と人役の削減効果を算定する。これらの実施結果に基づき、県全体の広域連携の検討の方向性や検討実施体制について検討し、報告書としてとりまとめる。
入札の参加要件は、県の入札参加資格の認定を受けている者で、建設関連業の種類が「建設コンサルタント業務」、登録部門が「上水道及び工業用水道」であること。また、宮崎県内に本店又は営業所等を有し、国や都道府県の水道ビジョン策定及び水道広域化推進プラン策定業務を履行した実績があることなどを求める。
受注者は、11年4月1日以降に国または都道府県の水道広域化推進プラン策定した実績を有する技術者を配置する。管理技術者または照査技術者は、技術士(上下水道部門・上水道及び工業用水道)の資格を有する者とし、業務全般にわたって技術的監理を行う。
入札公告や仕様書、様式等の関連資料は、県のホームページで確認できるほか、福祉保健部衛生管理課で閲覧を行う。質問は6月22日まで衛生管理課で受け付ける。入札は6月25日14時に附属棟3階302号室で行う。契約事務の担当部局は宮崎県福祉保健部衛生管理課環境水道担当(電話0985-44-2628)。