宮崎県は、2021年度「再生可能エネルギーアドバイザー派遣事業」の申し込みを今年12月末まで受け付けている。国の「省エネ最適化診断」と連携して、再生可能エネルギーに関しての専門的な知識を持つアドバイザーを派遣し、市町村や事業者等が行う再生可能エネルギー導入に向けた助言や指導等の支援を行う。
当該事業では、エネルギーの管理状況を診断するため、一般財団法人省エネルギーセンターが実施する省エネ最適化診断の受診前にアドバイザーが相談・助言を行う「診断前サポート」と、診断結果を元に再エネ導入+省エネ実現のためにアドバイザーが指導・助言を行う「診断後フォローアップ」の費用を県が負担する。
主な支援例は、診断前サポートが▽申込書類及び診断時に必要な準備物等の確認▽重点的な診断項目の抽出・助言▽診断対象の選定(複数の事業所を有する場合)―など、診断後フォローアップが▽診断報告書記載内容に対する実際の運転管理状況の再確認▽省エネ改善+再エネ導入改善の具体的展開への助言―など。
アドバイザーの派遣対象は、県内の市町村や民間事業者。再エネ導入を検討し、発電した電力の全部または一部の自家消費を想定しているほか、①年間エネルギー使用量(原油換算値)が100~1500㌔㍑の建物や工場②低圧電力、高圧電力、特別高圧電力で受電―のいずれかの建物であることを派遣条件とする。
希望者は、県のホームページ等で入手できる申請書に必要事項を記入し、担当窓口へ申し込む。事業案内や実施要領もホームページで確認できる。申し込み及び問い合わせ先は、宮崎県環境森林部環境森林課温暖化・新エネルギー対策担当(〒880-8501宮崎市橘通東2丁目10番1号、電話0985-26-7084)。
《事業案内》