仕事と生活の調和の実現に向けた職場環境づくりに積極的に取り組む企業や事業所を認定する「ひなたの極(きわみ)」認証制度で、宮崎県は今年3月29日~4月19日にかけて松本建設株式会社(宮崎市)ら4者を新たに認定した。7月27日に県庁で認証書授与式を行い、河野俊嗣知事が各者の代表に認証書を手渡した。
2018年に創設した「ひなたの極」認証制度は、仕事と家庭の両立に向けた職場環境づくりに関して、特に優れた成果が認められる企業等を認証するもの。認証されるためには、働き方(休み方)の見直しや休業制度等の実績、仕事と子育てに関する一般事業主行動計画の策定など、県が定める審査項目を一定数以上満たす必要がある。
今回、認証書を授与したのは、えびの市の社会福祉法人えびの明友会(桑原健悟理事長)、宮崎市のA’s社会保険労務士法人(安藤茂洋代表社員)、宮崎市の松本建設株式会社(松本純明代表取締役)、宮崎市の株式会社テクノミックス(久芳嶸之代表取締役)の4者。
松本建設では、「従業員の幸せ」と「人の縁」を大切に、明るく働きやすい職場づくりを目指している。育児、介護、治療と仕事の両立を推進し、従業員一人ひとりのライフスタイルに合った働き方を提案(相談)するとともに、社員の意見や改善案を積極的に採用し、スキルアップ(資格取得支援等)できる環境づくりにも取り組んでいる。
ひなたの極の認証企業は、宮崎県のホームページに企業名や会社の特徴を掲載し、企業としてのイメージアップを図ることができる。また、就職説明会や企業ガイダンス等への優先参加、商談会等の情報提供、宮崎県中小企業融資制度での優遇措置、入札参加資格審査での加点等といったインセンティブも付与される。
今回の4者のほか、県は4月26日~7月13日に株式会社旭栄塗装(延岡市)、株式会社南九州みかど(宮崎市)、共立冷熱株式会社(宮崎市)、株式会社イート(宮崎市)、株式会社システム開発(宮崎市)の5者も認証しており、今後、認証書の授与式を行う予定。これらの5者を含めた認証企業の累計は38者となっている。
制度の詳細や申請方法はホームページで確認できる。問い合わせ先は、宮崎県商工観光労働部雇用労働政策課労政福祉担当(電話0985-26-7106、メールkoyorodoseisaku@pref.miyazaki.lg.jp)。