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建築主体は坂本・栄光JV 門川町学校給食センター建設

 門川町は8月5日、条件付一般競争で「学校給食センター建築主体工事」「同電気設備工事」「同機械設備工事」の入札を執行。その結果、建築主体工事は坂本・栄光特定建設工事共同企業体が3億1940万円、電気設備工事は九南・金丸特定建設工事共同企業体が1億1400万円で落札した。機械設備工事は不落だった。

 巨大地震等に伴う津波浸水被害が想定され、老朽化による修繕費用の増加や機器・設備の更新といった課題を抱える共同調理場・草川小調理室・五十鈴小調理室を集約して建て替えるもの。新たに整備する学校給食センターでは、小学校3校と中学校1校の給食を調理し、各校に配送する。最大調理能力は1700食/日と設定する。

 建設場所は、津波浸水区域外の高台に位置する五十鈴小学校の西側町有地。安全で安心な給食を提供するため、文部科学省の学校給食衛生管理基準及び厚生労働省の大量調理施設衛生管理マニュアルに即した施設及び設備の整備・運営を行う。ドライ方式・HACCP対応の施設とし、時間内に大量調理を実現する設備を整備する。

 新施設の規模はS造平屋建延べ1408m2。施設整備に係る設計業務は長田建築企画設計事務所が担当した。当該工事では、施設整備に係る建築主体工事、電気設備工事、機械設備工事をそれぞれ施工する。工期は2022年8月8日まで。税抜の予定価格は、建築主体工事が3億4036万円、電気設備が1億1578万円だった。

 一方、機械設備工事の入札には、九電工・東栄特定建設工事共同企業体の1者が応札。第3回までの入札で、入札金額が予定価格を超過したため、不落とした。