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検査時の留意事項など熱心に学ぶ 土木施工管理技術研修会

      

▲写真は挨拶する柳橋会長、日南土木の吉村課長、研修の模様

 宮崎県土木施工管理技士会日南支部と日南地区建設業協会(柳橋恒久支部長・会長)が主催する2021年度の「土木施工管理技術研修会」が、8月5日に日南建設会館で開かれた。新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、土木工事に携わる技術者らが、安全で高品質な施工を推進するために留意すべき事項を熱心に学んだ。

 研修会で挨拶に立った柳橋支部長は、「建設産業では、慢性的な人手不足への対応や新型コロナ感染防止対策といった様々な問題を抱えてはいるが、いかなる状況下でも安全施工や技術の向上は常に意識しなければならない」と指摘。当該研修を通じて、更なる技術の研鑽に努めてもらうよう、参加者一同に呼び掛けた。

 研修では、宮崎県日南土木事務所工務課の吉村巌課長が「最近の土木行政」、宮崎県工事検査課の瀬之口正一氏と池田昭仁氏の両工事検査専門員が「工事検査」について講演。20年度に完成した日南志布志線仮屋工区の説明を行ったほか、県発注工事に於ける検査時の指導・助言事項について、事例を交えながら紹介した。

 その後の質疑応答では、検査等に於ける現場での注意事項等や施工上の留意点、工事書類の簡素化要領といった幅広い質問に対し、吉村課長ほか4人の講師が回答した。参加した技術者は、今後の業務に活かそうと、積極的に質問を行い、講師の話す内容をメモに取りながら、熱心に話しに聞き入っていた。