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清水・都北・内山JVが落札 新宮崎県体育館建設主体

 宮崎県は7月2日、一般競争(WTO対象)で「新宮崎県体育館建設主体工事」の入札を執行し、清水・都北・内山特定建設工事共同企業体が56億8000万円(税抜)で落札した。2027年開催の国民スポーツ大会及び全国障害者スポーツ大会に向けて、延岡市民体育館の敷地内に新設する体育館の建築工事及び附帯工事を施工する。

 延岡市民体育館(延岡市大貫町)の敷地内に新設する体育館の建築規模は、低層部がRC造、屋根部がS造と木造、階数は地上2階建、延床面積は1万2998m2。メインアリーナには固定席2008席と可動席1944席、サブアリーナには固定席504席を配置する。施設整備に係る設計業務は石本・宮崎設計業務共同企業体が担当した。

 新体育館の建設は、既存体育館(別館)解体~サブアリーナ建設~既存体育館(本館)解体~メインアリーナ建設のローリング計画で進める。概算工事費は約89.1億円で、内訳は▽建設工事費83億円▽解体工事費3.7億円▽工事監理費等2.4億円。解体工事は宮崎県が一括して発注し、延岡市が費用を負担する。

 当該工事では既存体育館(別館)解体~メインアリーナ建設までの建築主体工事や解体工事などを施工する。工期は25年9月30日まで。税抜の予定価格は59億1402万8000円だった。入札には、清水・都北・内山特定JV、戸田・増田・上田特定JV、フジタ・吉原・坂下特定JVの3者が応札した。

 なお、体育館建設に係る電気・管・空調設備工事は、サブアリーナ(1工区)とメインアリーナ(2工区)に分割し、1工区を今年度第2四半期に発注する見通しでいる。23年4月のサブアリーナ完成、25年9月のメインアリーナ完成を目指す。