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小畠淳二氏を会長に再選 宮崎県地質調査業協会

           

▲写真は挨拶する小畠会長、総会の模様

 一般社団法人宮崎県地質調査業協会(小畠淳二会長)は6月29日、宮崎市内で2021年度の定時総会を開催した。マスクの着用や座席間隔の確保、時間短縮など新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで各議案を審議し、いずれの議案も原案どおり承認した。任期満了に伴う役員改選では、小畠淳二氏を会長に再選した。

 挨拶で小畠会長は、初年度を迎えた防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策の実施に伴い、かなりの事業予算が確保されている一方、「防災・減災、国土強靱化」に重点が置かれているため、新規事業が減少する結果となっていることや、新型コロナ対策関連予算が公共事業予算に影響を与えることを危惧した。

 一方で、宮崎県の入札契約制度改革に関して、受注環境が未だ不安定な状況であることを踏まえ、今後の状況を注視しながら行動していく考えを示すとともに、今年度に県に対する陳情要望や意見交換会を予定していることを説明した。

 議案審議では、20年度事業及び21年度事業計画・収支予算について報告があったほか、20年度決算及び役員改選案を承認。任期満了に伴う役員改選では、会長に小畠淳二氏、副会長に有馬政臣氏がそれぞれ再選された。

 21年度の事業計画では、地質調査業登録業者や地質調査技士の活用に向けた活動、地質調査業登録規定や地質調査技士資格検定に関する事務指導、諸制度改革への対応、関係官公庁及び団体との連携、資質及び技術力向上のための講習会・勉強会の開催、災害防止に関する調査・研究や安全教育の徹底に取り組むとした。

 また、事業量の拡大や協会員の優先的指名、積算の適正化、事業の分離発注といった諸課題について関係機関等に陳情・要望を行うとともに、受発注者間における技術的課題や懸案事項等の解決を図るための意見交換会を行う予定でいる。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=小畠淳二(ジオプラン)
▽副会長=有馬政臣(都城技建コンサルタント)
▽理事=吉田一路(九州工営)、川邊信也(九大地質コンサルタント)、甲斐重隆(国土地質調査事務所)、小澤修三(東九州コンサルタント)、金野尾司(圓井特殊工業)、佐藤清範(専務理事兼事務局長/員外)
▽監事=河野武弘(富士工業)、兒玉恭明(宮崎綜合会計事務所/員外)。