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安全衛生に係る努力と功績を称える 宮崎労働局長表彰

      

▲写真は表彰式の模様

 宮崎労働局(田中大介局長)は7月1日、宮崎市内で2021年度の「安全衛生に係る厚生労働大臣表彰伝達授与式及び宮崎労働局長表彰式」を開催した。式には、厚生労働大臣表彰の功績賞と宮崎労働局長表彰の受賞者が出席。長年にわたる安全衛生のための努力と功績を称え、田中局長が受賞者に表彰状を手渡した。

 大臣表彰の功績賞は、地域や団体、関係事業場における安全衛生活動で指導的な立場にあり、これらの安全衛生水準の向上発展に多大な貢献をした個人を表彰するもの。21年度の功績賞は、公益社団法人宮崎労働基準協会の塩月光夫会長と、陸上貨物運送事業労働災害防止協会宮崎県支部の元明吉美支部長が受賞した。

 一方、宮崎労働局長表彰では、安全衛生に関する水準が特に良好で、他の模範と認められる事業場や企業を表彰する優良賞を、株式会社新菱宮崎工場(宮崎市)と新生電子株式会社都城工場(都城市)が受賞。同じく奨励賞は、有限会社蛯原木材工業(宮崎市)とミツワハガネ株式会社(延岡市)が受賞した。

 林業を営む蛯原木材工業では、伐木の現場ごとに入場前のリスクアセスメントを実施。現場で使用する重機にはバックモニターを導入し、接触災害の防止を図っている。また、熟練労働者と新規労働者のペア作業、全員参加のKY活動など、積極的な安全衛生活動を推進し、労働災害発生率の高い林業で長期間の無災害を継続している。

 他方、安全衛生水準の向上に貢献した個人を表彰する功績賞は、独立行政法人労働者健康安全機構宮崎産業保健総合支援センターの鶴紀子氏、公益社団法人建設荷役車両安全技術協会宮崎県支部の瀬尾和彦氏が受賞。安全衛生推進賞は、宮崎県南那珂地域産業保健センターの新修一氏、建設業労働災害防止協会宮崎県支部の濱田憲和氏が受賞した。

 瀬尾氏は、長年にわたり建荷協で巡回指導員を務め、車両検査者の検査技能及び安全衛生管理水準の向上に貢献している。濱田氏は、安全大会や安全パトロール等の行事を推進するとともに、宮崎県衛生管理者等交流会の代表幹事として、衛生管理者等に対する情報提供を行うなど、多分野で地域の安全衛生水準の向上に貢献している。